ワクワクするままに平成19年があけ春、桜も散って四月も半ばとなりたまいました。
念のために宮司様宅に再度確認の電話を入れて「お人形受け取り」を伝え、4月29日、最初の「昭和の日」に岩手県遠野市早池峰山神社へ参拝、人形受け取りの手はずを整えました。
しかし実は私は、岩手県遠野市へは10年以上前に一度通過したことはあるものの、意思をもって「入った」ことがありませぬ。そこで遠野市へのアクセス、宿泊情報をアクセスします。
東北新幹線に乗って岩手県新花巻の駅で降りて、そこからローカル線の釜石線に乗り換えればいい・・・
宿泊は・・・「遠野市 民宿」でググってみて、ヒットした頁から探す。むふふむ
囲炉裏を囲んで自家製ドブロクが呑める「民宿とおの」http://www.minshuku-tono.com/を予約!
準備万端が整い、前日の4月28日の朝、上野を出立します。
平成19年4月28日は土曜日でゴールデンウィークの初日。東北新幹線自由席は超満員、座席はすべて埋め尽くされ通路からデッキにまで人があふれかえる。新幹線は予約できなかったものでしたからデッキで立ち席、泣きの涙。足を痛めて北へ向かい、過ぎ去った桜前線を追います。
仙台駅で新幹線を乗り換えやっと空席にありつける。北上川の左右に広がる田植え前の水田地帯を貫き、岩手県に入ったのは昼過ぎでありました。
学生時代のドン行の帰省では朝六時半に上野を発ち、岩手に入ることにはすでに夜だったのに。ああスピード時代。そして金の威力。
座敷わらし様が船で渡った北上川が流れる、宮沢賢治が故郷花巻の街。その郊外に東北新幹線新花巻の駅があり、そのすぐ脇は遠野へとつながる釜石線新花巻の駅であります。
待つこと30分あまり、ようやくやってきた2両編成のドン行列車で北上川の支流、猿が石川。早池峰山から流れ出す川を遡る。のんびりした春の列車。川沿いに広がるささやかな稲田は昨年の刈り株を春の日に染め、芽吹いた雑草が瑞々しい。桜の樹はようやくほころび始めた、東北の春。
揺られること一時間でようやく遠野駅。
駅前には河童の木像がお出迎えです。
「遠野物語」では、河童は人間の娘に異形の子を孕ませたりするおぞましい存在として記されておりますが、ここでは実にかわいらしい。河童をネタにしたかわいらしい?童謡のCDも流されておりました。
しかし予約した民宿「とおの」迄行くのが大変。民宿があるのは駅の北側。しかし遠野駅には南口しかありません。駅をまたぐ跨線橋もなければ潜る地下道もない。駅から一番近い踏み切り迄行って渡り、そこからまた駅の反対側に行かなくてはいけません。泊る方がいたなら、電車の時間には余裕を持って行きましょう。
宿に荷物を置き、また踏み切りを渡って駅の南側、市街地へ。実に静かな街、シャッター街のまち。
街並みが尽きる南端には、明治維新まで南部氏の分家が住まい、遠野を治めた鍋倉のお城が聳えておりますが今は山中に石垣を残すのみの廃城。ただ、矢倉を模した展望台のみが新設されております。
時間の間合いが悪かったので博物館は当に閉館。しかたなく宿に戻り、首都圏の3分の2のチャンネル数のテレビをつける。画面の中ではバレエダンスコンテストなどやっております。
お食事の時間がやってまいりました。宿泊客一同、中心に囲炉裏がある大広間に集まる。炭が真っ赤に熾る囲炉裏では串刺しの鮎がグルリと並べられて炙られ、自在鉤にかかる汁鍋では、キノコの味噌汁が美味そうにたぎります。
一同の前に並べられた膳に魚と味噌汁がつけられ、夕食。私はさっそく宿のウリである、濁酒と地ビールを注文しました。
片口に盛られた、米の形がそのまま残る濁酒、そして地ビールの「ズモナビール」(どういう意味だ?)の美味かったこと。さらに山菜の天麩羅に和え物、肉刺しに鍋物、焼き魚。これらが相まって、実によい時間を過ごしたのであります。
続く。
「民宿とおの」http://www.minshuku-tono.com/
遠野の地ビール、「ズモナビール」はここから注文!http://www.v-toono.jp/kamihei/zumona.html
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